【認定経営革新等支援機関】
税務顧問はこちらのHPご参照ください。

監査法人はどこでも良いわけじゃない

適時開示で監査法人の変更をよく見かけています。昨日も2件ありました。

IPO準備に関して、監査難民、というフレーズもよく聞かれるのではと思います。
NIKKEIの記事でも、大手監査法人はスタートアップの監査まで手が回らないといった内容もあったように、相談すればいつでも監査が受けられるという状況ではありません。

一方で、上場審査やガバナンスを考えれば、大手監査法人にお願いすることがベストなケースは、やはりあるかなと思います。無理な場合には、準大手監査法人に引き受けてもらって上場というケースも多いので、特段心配することはないと思います。

話は変わって、上場会社が監査法人を変更する、ことに目を向けると、大きく3パターンくらいがあるかなと思います。
・大手→大手 時々見受けられます。監査方針や報酬面が理由で変更など。 
・大手→準大手 理由は様々ですが、監査報酬面が理由となるケースが多いように思います。
・大手~中堅→小規模監査法人 大手監査法人と小規模監査法人の監査水準や保証レベルは違うと認識されております。特に、大手監査法人から小規模監査法人に急に変わるケースなどは、何かあったのか、と考えるのが一般的です。

監査法人といえども、その選択は重要だなと思います。報酬や人柄で安易に選択することなく、将来まで見据えて取り組みたいものです。

では、本日も頑張りましょう。